とりとめのない (旅日記です)

婚約破棄された25歳女が世界を旅する話

時が止まるバガンナイト。朝から夜まで灼熱バガンを堪能した話。

 

リアルタイムではフィリピン行きのフライトを控えたバンコク最終夜です。

夕飯は美味しいタイ料理とチャンビールとココナッツアイスまで食べて堪能したのに

なぜか深夜にシンハービールとミンチカツ丼を食べています。

というのも何をどう勘違いしたのかわかりかねますが、

ずっとお昼過ぎのフライトだと思っていたので最後に美味しい朝昼兼用ごはんをゆっくり食べて

空港に向かおうと考えて買ったのです。

しかし寝る直前にフライトスケジュールを確認するか〜と軽い気持ちで確認したら

まさかの9時半発のフライトだったわけであります。

これには流石に焦って急いでパッキングをしました。

カンボジアでバスが到着する10分前に起床して驚くべきスピードでパッキングしたあの日よりは掛かりましたが、

ベスト3に入るくらいには早かったように思います。

 

ビールを飲んだら寝ます。流石にもう日付が変わっているので超不安。

タイで1度帰国便を逃すというかなりファンキーな経験をしているのでトラウマものです。

いやはや。

 

(ここから3/11)

無事飛行機も乗れ、フィリピン着しました。よかった。

 

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3/2 

 

朝は5時15分に起床して支度を整え出発。

朝焼けを見に行こうというまあバガン定番の観光です。

言われるがままについていくとそこは気球の打ち上げスペース・・

マックスはどうしても気球が浮かび上がる瞬間を見たいと言うが、

正直乗れない身としては(一人300ドル)そんなのみるよりも普通にバガンの朝焼けを見たい。

でも自分で行く気力も場所も正直地図を見てもよくわからなかったのでまあ見ることに。

 

間近で気球が打ち上がるところを大方の人が見たことないとは思いますが

やっぱり身近で見るとまあそれなりに面白いと言うか感動しました。

でもやっぱり近くで見ると余計に気球に乗って見たくなるなあ・・

 

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ブルジョワ達をお見送り。一度は乗って見たいなあ

 

その後は各自朝ご飯を食べてまた観光へ。

有名なパゴダ、そして行きたかったパゴダ、おおよそ見学しました。

 

下記、自分が回った場所です

 

▶︎アーナンダ寺院(Ananda temple)  有名パゴダ

▶︎シェエズィーゴン・パヤー(Shwezigon Pagoda) シェイダゴンパゴダのモデル

▶︎ダマヤンヂー寺院(Dhammayangyi temple)

▶︎ティーローミィンロー寺院(Hilominlo temple)

▶︎ブレディ・パゴダ(Bulethi Pagoda) 朝日の名所

▶︎シェサンドー・パヤー(Shwesandaw pagoda)

▶︎ダニィニュ寺院(Thatbyinnyu temple)

▶︎ソーミィンヂー寺院(Somingyi) 夕日の名所

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どのこパゴダか忘れたけど、一番気に入っている仏像。

 

あとは名前のないパゴダ数件です。

正直言って、あまり遺跡に強くないのでどのパゴダがどうとか

今となっては忘れてしまいましたが、どのパゴダもとてもよかったです。

でも一番思い出に残っているのは名前もないような、そして道も舗装されていないような先にあったパゴダ。

咲き乱れる赤花の隣にひっそり佇むパゴダはとても美しく心奪われました。

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名前もなくポツンとあったパゴダ。とても美しい。

 

パゴダ巡りの合間にドイツ人カップルの泊まっているホテルのプールに入ってクールダウンしたりしてとても楽しかったです。

夕日もひっそりとしたパゴダだったのでゆっくり見ることができました。

一昨年?の震災に加え、去年アメリカ人がパゴダから墜落して死亡した事故以来、

登れるパゴダはとても数が少なくなっていて以前のような撮影スポットがなかったのが残念です。

でも、ファインダー越しでなくて自分の瞳でのんびり眺めるのもなかなかいいなあと今回思いました。

(正直納得いく夕日の写真が撮れなかったのであえて載せません。

見たい人は“バガン・夕日”でgoogle先生に聞けば多分すごい写真が出てくると思います)

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ソーミンヂー寺院にてミャンマー人に紛れて登ってゆっくり夕日を鑑賞

 

 

ここまで書くとバガン遺跡巡り、めっちゃ良いイメージだけのように聞こえると思いますが

悪いというか辛い部分ももちろんありました。

・乾季なのでほとんど雨が降らず、バガン一帯の乾燥がひどい

・砂埃が尋常じゃないので、コンタクト使用者は水泳ゴーグルをしたいくらいの気持ちになる(ハードレンズはもってのほか。目を開けているのが辛すぎました)

・とにかく日差しがきつくて暑い!そして裸足で入るので火傷しそうになる

 

まあこんなところでしょうか。

ヤンゴンにいた時に会った日本人が咳き込んでいて「これ風邪じゃなくてバガンの砂にやられた」

って話していて、すごいナイーブな人だな〜なんて思ってましたが自分もバガンにいる時の声はそれはもうひどかったです。

ミャンマーの極寒バスで風邪気味になり、追い打ちをかけるように砂埃が喉を攻撃するんです。

 

なのでそれなりの覚悟を持って行きましょう。

 

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ヤンゴンからお世話になりっぱなしの理想のカップル。

 

夜はビールを飲んで、宿までおよそ10㎞電動バイクで駆け抜けました。

夜風が気持ちよく、そして月が大きく、それに照らされたパゴダが綺麗でした。

きのこ帝国のクロノスタシスって感じです。最高。

その瞬間、その空気感がバガンでの一番印象的な瞬間でした。

観光客のいなくなったバガンは、荘厳で静かででも強くて・・

古の歴史を感じさせるものがありました。

 

ほんのりほろ酔い気分でその日はぐっすりと眠りにつきました。

 

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