とりとめのない (旅日記です)

婚約破棄された25歳女が世界を旅する話

旅をするということ (題名詐欺)

 

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地獄の門と朝陽と私と

 

気がつけば本当に時間が過ぎ去っていて・・

前回の記事を投稿してから115日が経過しているようです。

 

あれから6月30日に出国して、

中国🇨🇳(ウイグル新疆自治区)✩ウルムチトルファンカシュガル

キルギス🇰🇬 ✩サリタシュ(国境の村)

タジキスタン🇹🇯 ✩パミール、ワハーン回路

キルギス🇰🇬 ✩オシュ・イシククル湖・ビシュケク

カザフスタン🇰🇿 ✩アルマトイシムケント

ウズベキスタン🇺🇿 ✩タシケントサマルカンド・ブハラ・フェルガナ・ヒヴァ・ヌクス

トルクメニスタン🇹🇲 ✩ダルバザード(地獄の門)・アシガバッド

→ 

イラン🇮🇷  ✩マシュハド・ヤズド ・シーラーズ・エスファハーンテヘランタブリーズ

アゼルバイジャン🇦🇿  ✩バクー

ジョージア🇬🇪 ✩トビリシ now

 

と言った具合で昨日ジョージア入りしたばかりです。

旅先で出会った人たちはもうとっくに駆け抜けていて焦るばかりです。

10月7日で一時帰国したのち出国して100日が経過します。

あっという間の気もするし、でも思い返してみるとかなり濃い日々です。

 

旅に役立つブログをばと思い開設したものの、

結局日々の楽しいこと(地元の人と触れ合ったりで会った人とご飯やお酒を飲んだり、たまに人生について考えたり)

をしていたら正直全然時間がなかったです。

もともとデジタルな人間ではないので、

生身の人間と接しているのにパソコンに向かうという行為自体が自分の中で違和感がありすぎるのです。

 

あとはまあ中央アジアwifi環境も悪かったのも正直あります。

そしてそんな余裕がないくらい、中央アジアは楽しいし、そしてたまに辛い。

ウズベキスタンカザフスタン、まあキルギスもサリタシュを除けば全然辛くなかったけど、

タジキスタンの想像を超えるあの感じは自分の旅歴でも初めてでした。

シャワーという概念がない世界。確認しないと沸かしたお湯でさえも手に入らないあの環境。

ありえないくらいのトランスフォーテーションの悪さ。

道の悪さ。そして結果イミグレーションで職員の方と二段ベッドをシェアしたあの夜。

最果てを思わせる絶景に、数え切れないみた流れ星。

 

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ただただ広がる荒野と高く広がる蒼い空。

 

でも、その時もめちゃくちゃ楽しかったけど

過ぎ去った今はもっともっと恋しいです。

バックパッカーというものを知った高3の夏、

大学に入ったらバックパッカーになりたいとただそれだけ思ってた。

深夜特急に始まり、「旅行人」で恋したシルクロード

大学3年の夏にウルムチ行きのチケットとタシュケントアウトのチケットを取るも

渡航1週間前に漢民族を狙った大規模な殺傷事件がウルムチで起こり、

泣く泣く渡航延期に。

 

思えば長い間恋い焦がれ、常に頭の片隅にあったシルクロード

実際に旅をして思ったことは「人生って楽しすぎる…」

というシンプルな一言でした。

もちろん、嫌のことも沢山あって全てが楽しいわけじゃ全然ないけど

まあそれが旅の面白さだなと最近は思います。

キルギスでは運のめぐり合わせも悪かったのか、

かなり嫌なことの連続で予定よりかなり早く出てしまいましたが

いやでもその経験含め今回ここまで楽しめていると思います。

 

「将来の夢」という題で小学校の卒業文集では

「父のような先生になりたい」と書いたけれど

実際高校あたりからは何になりたいかがだんだんと職業でなくなってきて

「世界中を旅したい」が軸になってきていた。

世間様から見たら何の価値のない人間かもしれない(というかそうだと思っている)

けれど、私は私が生きたい人生を生きていきたいなと思う。

悩むことは沢山あるけれど、でも最終的にはそこに落ち着く。

 

人生には沢山の分岐点があって、その度違う景色が待っている。

自分で決められることもあれば、人や物に左右されて勝手に道が決まることもある。

 

でも選んだ、もしくは選ばれた道が一番幸せな人生なんだと知った。

 

信じられないくらい絶望して泣いて、泣いても何も解決しなくて

人生を終わりにしてもいいかなって思ったことが嘘のように今が楽しい。

この道になって私は本当に幸運だったなと常々思う。

 

旅をすることは誰でもできる。

何も大変なこともないし、バカでも金さえあればできる。

人に誇れることなんて何一つない。

大企業に勤めて名刺を渡すだけで賞賛される経験なんて多分永遠に得られない。

 

でもそれは私にとってはクソほどどうでもいいことだった。

そんなもので評価するような人には好かれなくても大した問題ではない。

 

ずっと夢見ていた場所、そしてルートを

時に怯え、恐れながらも自分を信じてここまで来れて達成できた。

ただそれだけで自分は幸せになれるんだから、とってもイージーな人生なのかもしれない。

一人で旅をして、誰にも媚びず群れず自分の選んだ道を自分の意思で行く。

孤独で不安な夜もある。それでもまた朝がくれば新たな地を目指す。

旅で得られることをあげたらきりがないけれど、人に誇れるものは何一つとしてない。

だけど自分にとっては誇れるものの一つになっていきそうな気がする。

それが今はとても嬉しい。

 

「結婚」とか「恋愛」とか「仕事」とか

それらにとらわれなくなった時、したいことをしたい。

それが「結婚」なら結婚すればいいし

「旅」ならまた旅に出ればいい。

 

今の私には何もわからない。というよりも今と1ヶ月後が同じな気がしない。

でも、人生がいい方向に行っていることだけ確かにわかる。

 

人生ってこんなにも自由で楽しいものなのかと

26歳になってやっと気がついた。遅いのか早いのかはわからない。

 

でも、少なくともこんな風に思える日がやってきたことを私は幸運に思う。

 

 

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美味しいクラフトビールを飲んでだらっと言いたいことだけぶちまける

これが私の酒を飲んだ時の悪い癖だというのは自覚しています。

今後何というかいい意味でも悪い意味でも落ち着いた国への渡航が増えると思うので

自ずとまた更新して行くと思います。

少なくとも国境越えとトルクメニスタンあたりの情報は書きたいなと思っています。

直近で行く人は連絡ください。トルクメおすすめ宿あります

何と10ドル!!!!笑

 

それはさておき、正直ここでもまた焦っていて(いつも高確率で何かに焦っている)

思っていたよりもペースが遅いので・・南米にたどり着くか問題があります。

(これでも自分の中ではかなりハイペース気味・・)

そして旧ソ連諸国にどハマりしているので、予定していなかった国にも行きたいななんて思っているのが今です。

何が?って聞かれるとわからないけど

なんだか心がきゅーーーーーーーーーん❤︎ってしちゃうんです。

あと若干の闇が深い感ですかね。

厨二病心をくすぐるスタン系・・好き。

 

何はともあれ・・まあとりあえず頑張らないでしたいようにしなよ

行きたければ行けばいいし、違うなら違うし・・

ってこの前旅先で出会った人と話してて言われて妙に納得したのでそうします。

当たり前っちゃ当たり前なんだけど、その人に言われて安心したんだと思います。

一人で考えて結論出せることじゃないから悩むけど、

でも後悔しないように生きて生きたいなと思います。

 

そう、頑張らず、したいように生きていきます。限りある命だから。

 

明日はワイン生産が多いらしい

そして噂によるとワイン祭り的なのが行われている場所を目指します。

ブログとか調べたけど点で情報がなかったのでたどり着くかも何もかも謎ですが

まあ何とかなると思うので行ってきます。

宿も押さえず(というかどこにつくかもわからないので)

「ヤ ハチュー パイチー ワイナリー!!!」を連呼しようと思います。

そういう旅も久しぶりだなと若干楽しみであります。

 

それではまた会う日まで・・До свидания !!!

 

 

ps  インスタでは割と更新してるのでよかったらフォローミー❤︎  

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