とりとめのない (旅日記です)

婚約破棄された25歳女が世界を旅する話

ヤンゴン珍道中 -に- 夜行バスで大号泣、ボロ小屋の洗礼にチャイティーヨ までが長かった話 

 

ヤンゴン珍道中 2

 

次回までのお話は下記

tabiyori.hatenadiary.jp

 

なにはともあれバスに乗り込みさあ寝るかと意気込んだものの

停留所がたくさんあるようで電気が消えたりついたり・・

寝なきゃと思えば思うほどその瞬間に切羽詰まるので、寝るのはひとまず諦めた。

 

不思議だなと思うのは旅先で必ずと言っていいほどミスチルが聞きたくなること。

日常的にミスチルが好きでよく聞くけど、ミスチル以外にも聞く曲はある。

どけど旅に出ると不思議とミスチルだけずっと聞いてることが多い。

勝手にミスチル現象って呼んでるんだけど。

 

そのミスチル現象と並んでよくあるのが夜に乗る車で起こるセンチメンタル現象。

これは小さい頃からしばしばあることで、人間の生まれたきた意味や死について考えて

唐突に今の幸せを尊く、そして儚く感じてなんだかセンチメンタルになる現象。

 

思い出が色濃いミスチルを聴いてミスチル現象を引き起こし

同時にセンチメンタル現象を併発した結果涙が流れ続けた。

 

色々な出来事や心の浮き沈みや他人の言動行動だったり

その時の自分の反応だったり、相手から見た自分だったり・・・

頭の中を駆け巡る。

思えば、歳を重ねるごとにそういった感情たちと向き合うことが少なくなって

かわし方ばかり覚えてやり過ごしてた気がする。

久しぶりにかわさないで、ゆっくり自分の気持ちと向き合った。

悲しい涙とも違う、あくまで前向きな涙がポリポロと止めだなく流れて流れて

いつの間にか心の中がまた新たなものを貯められる空洞ができていた。

大丈夫、私は私のままでこれからも生きていこう。

 

センチメンタルな内容になってしまいました。

というのも今これを書いているのも夜行バスだからです。笑

多分、いやかなり高確率で多分私はこうやって色々考える時間が持てるから

一人旅はいいなと思うんだと思います。

二人旅の方が楽しいし、一緒にその場面場面を共有できるからいいなって思うけど

一人旅だと嫌でも自分自身と向き合う時間があるので、整理することができるのです。

そして、一人でここまで来れたなという自信もちょっとだけつきます。

 

センチメンタルジャーニの話はここくらいにして・・チャイティーヨ 行きのバスの話に戻ります。

 

 

全員乗り込み、暗くなったのでさあ寝るぞ!!!と今度こそと意気込みいいくらいに夢見心地になった時

全点灯!!!!!ウソやん!!!関西人じゃないけどツッコミ入れちゃいました。

まさかの日付が変わるカウントダウンというこの時間から夕飯休憩と!!!

もうさすがにここまできたら爆笑です。ご飯は食べなかったけどトイレだけ行って全然見えない星空を眺めてました。

同じようにポツンと腰掛けてる人がいました。そう、ジャパニーズです。勝手に沸き起こる親近感。

ミャンマー人のこの感覚、悪くないです(絶対ついていけないけど)

その後発車して浅く短い睡眠をポツポツととりました。

にしてもミャンマーのバスは正気の沙汰じゃないくらい寒いので、乗る人は厚着マスト。

そういう話を聞いていたからアウターも入れてたけどそれでも寒い。

この記事を書いている今もすごい寒い。寒すぎる・・なんでこんな寒くするんだろう。

おかげで風邪をひきました。

 

到着の合図があってバスを下車。AM4時。寝ぼけ眼のまま案内された場所をみて一気に目が覚める。

私の他に日本人が3人いて(みんなで旅行している)ジャパニーズはここで!

というノリで私を含めた4人が案内された場所は薄明かりでも隠すことのできないくらいボロ小屋!

しかもどう考えたって4人寝られなくない?!みたいな

でも他に場所はないとのことで、3人の男の子にめっちゃ気遣われながら川の字に寝ました。

この人達に出会えて、一人で寝る羽目にならなくて本当に良かったです。

めっちゃいい人達だったし、お金も四当分できたし・・

何よりこんなところで一人でとかいろんな意味でやばい。

何はともあれ夜は更けて行く・・

 

6時ごろ起床してチャイティーヨ へ!

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このトラックの荷台に乗る

睡眠不足のためやや機嫌が悪い。

トラックの荷台にわんさか詰め込まれ、猛スピードで坂道を駆け上がる。

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乗車率120% 東京の通勤ラッシュを超える

アトラクション感覚で結構楽しかった。

トラックに詰め込まれているときに見えた雲海に感動し・・(思えばこの日のハイライトだった)

いざ山頂へ!入場料10000K払って中へ。

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テーマパークのような感じ

落ちそうで落ちない岩は本当に落ちそうで落ちない岩でした。

まさに圧巻というか、なんというか・・・

でも写真で見ていたより!というのは正直なかった感はあるけど

普通に感動した。

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落ちそうで落ちないゴールデンロック!

ぼーっと座って眺めてたらミャンマーガールズがやってきて、

はにかみながら「写真とろ」って言ってきた。その可愛さと言ったらなんの。

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可愛すぎるミャンマーガールズ!!!

帰りのバスがお昼12時だったのですっごく長いと思ってたけど

出会った日本人の方と一緒に回ったのであっという間に時間がすぎた。

昼から飲むビールは本当にどうしてこんなに美味しいのですかね、困る。

 

バスに置いてかれかけ(猛ダッシュで追いかけた)

無事にさあヤンゴンへ!と思いきや帰りも通常運転で、謎に動物園寄ったり、

パゴダに立ち寄ったりとして、おまけにヤンゴンの大渋滞にはまり

結局予定時刻を4時間近く回ったあたりでヤンゴンへ戻ってきました。

別に全然いいんだけど、動物園さえよらなければ・・予定通りだったのでは?

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ツキノワグマ?結構本格的な動物園ではあった

夕飯は最終日というチャイティーヨ でご一緒させてもらった彼らと

一緒に乃木坂が来たというレストランにて食べました。

ほとんど払ってもらっちゃって、本当何から何までありがとうございました。

そしてご飯めっちゃ美味しかった。久々に美味しいご飯をお腹いっぱい食べた気がする。

 

フロントのイケメンお兄ちゃんにバガン行きのバスを手配してもらい

(VIPバス ヤンゴンバガン 19000K ノーマルと3000Kの差だったのでVIPに)

ヤンゴン最終日は更けていきました・・・

 

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